2008年10-12月期の実質GDPは、前期比-3.3%とのこと(内閣府の発表)。年率換算では-12.7%という極めて低い水準。しかし、この程度では済まず、もっとどんどん悪くなるだろう、というのが現実経済で働いている僕の率直な印象。
企業物価指数も5年1ヶ月ぶりに下落したが、たぶん、この下落傾向は今年いっぱい続くというのが僕の予想。実際に働いてみたら分かることだが、企業間で取引されている財やサービスの価格は、どんどん安くなっている。仕事の絶対量が激減しているので、安く買い叩かれている、というのが現実。GDPがこれだけ急激に減ったのは、急激な需要減。供給能力はそんなに一気に減らないよ。需要が減って供給が一定ならば、価格は安くなる。
消費者物価指数が、どこまで企業物価指数の下落に引きずられるか。また、影響のラグはどの程度か。デフレに逆戻りか。
「日本経済はそんなに大変じゃない」という認識をもった人が総理に座っているが、世間知らずにも程がある。
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