『拝金』の読書感想

ホリエモンが書いた経済小説。おもしろい。すでにかなり話題になっているけど、確かにおもしろい。

主人公は、上場して9億円の現金をげっと。野球球団買収、メディアグループ買収、逮捕など、普通の人生では経験しない経験をたてつづけにする。

この本読むと、お金の持つ魔力を、お金を持たない人でも知れると思う。

あ、経済小説といえばジェフリー・アーチャーの『100万ドルを取り返せ』が面白い。

原著はこっち。

あ、それからノンフィクションっぽいフィクションと言えば、『ウルトラ・ダラー』がおもしろい。

コメント

  1. […] ひたすら世間の常識とはかけ離れたことをいいまくっていて、例えば、「家族とか友達なか切り捨ててきた。自分はすごい勢いで成長してきたけれど、まわりはそれについてこれなかったのだから、切り捨てて当然」という主張が繰り返しされる。でも、トヨタの奥田さんを尊敬する経営者にあげつつ、「奥田さんはものすごく物腰柔らかで、できない人間にもやさしくするような包容力をもった人で、奥田さんにあって、自分の考え方に迷いがでた」と素直に書いている。 最後にアカギとかカイジとかで有名な漫画家の福本さんと対談しているのだけど、これもけっこうおもしろい。「明らかに自分一人の才能で食っているのに、サザンのメンバー全員に利益を還元している桑田佳祐」の話を、トヨタの奥田さんみたいな「できない人間にもやさしいトップ」との話に関連させて話に華が咲く。結局、「大島優子や前田敦子は、明らかに彼女たちがグループの中で突出した才能をもっているのだろうけれど、AKB48というブランドの中じゃないと、真価を発揮できず、たぶん単独活動してもこれほど売れない」という例えで、ホリエモンは妙に腑におちているようだった。 まぁ、つまり結局は合理的な理由があって、「できない人間にも利益を分け与えるやさしい才能ある人」に見えるだけね、というホリエモンなりの解釈なのでしょう。 けっこうおもしろかったです。 あと、ホリエモンさんの本で面白かったのは、 『拝金』  野球球団買収とか、テレビ局の買収とか、どこまで本当かしらないけれど、そういうのを小説化した本。 『堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方』  ホリエモンが逮捕前に世間で持て囃されていたころに書かれた本。これもけっこうおもしろかったです。 まとめると、ホリエモンさんは、素直なひねくれ者の、おもしろい人。 投稿者 daniel1983投稿日: 2011年7月3日2018年2月4日カテゴリー 雑記(Scribbling) […]

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