『戦略「脳」を鍛える』の読書感想

コンサルの先輩に読んだら、ってすすめられた。ま、これも有名な本だよね。実際、名著だわ。

論理的思考を司る左脳。直感・ビジュアルを司る右脳。コンサルと言えば左脳、というイメージが世間では強いと思う。本書は、両脳のコラボレーションの重要性を説いている。左脳で論理的思考を行うのは重要だが、有限の時間である程度の戦略を作るには、左脳だけでは足りない。

将棋で、すべての可能な手を一つ一つ吟味している時間はない。羽生名人は、「イメージのいい手をまず考えて(右脳の仕事)、それが本当にいい手かどうか検証する(左脳の仕事)」らしい。ビジネスで戦略を考えるのも、これに似ている、と。

著者は、「ユニークな戦略」を以下のように定義している。(p154)

ユニークな戦略=定石+インサイト
=定石+(スピード+レンズ)
=戦略のエッセンス
+(パターン認識+グラフ発想)×シャドーボクシング
+(”拡散”レンズ+”フォーカス”レンズ+”ヒネリ”レンズ)

定石とは、ポーター(“Competitive strategy”)とかを指していて、知っていて当たり前の知識、ということ。では差はどこでつけるか?それがインサイトだ、と。さらにインサイトを、スピードとレンズに因数分解し、それぞれについて詳しく説明していた。本書は、インサイトについて取り扱っているということ。

インサイトは、僕の言葉で説明すれば、仮説→検証→仮説→・・・というサイクルを、猛スピードで説得力を持たせながら、すすめる力のこと。このサイクルを、左脳と右脳のコラボで高速化させよ、ということ。

定石のほうは、ある程度知っていて当たり前、という感じで書かれていた。定石について知りたい人は、以下が有名。でもこれ退屈なんだよなぁ。

“Competitive strategy”

論理的思考のついては、以下がおすすめ。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
『世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく』
『意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法』

 

 

「『戦略「脳」を鍛える』の読書感想」への2件のフィードバック

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