学生時代に読んで以来、最新版を、また手にとって見た。
相変わらずの良書。基本的に、アクティブ運用ではなく、インデックス運用を推奨している。
これが面白かった。
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ユダヤの法典タルムードの中で、ラビのイサクは有名な財産の三分法を説いた。つまり財産の三分の一は土地に、三分の一は商品(事業)に、残る三分の一は流動資産の形で常に手元に置くべき
昔の版に、こんな文言あったかな?分散投資の考えのはしりか。
だが時は2018年。ノーベル賞をとるような高度な金融理論が確立している現代。そんな現代風に言い直すと、「1)適切に流動性を確保し、2)事業(ビジネスオーナ)を保有し、3)いろいろなasset(国内株、海外株、債権、不動産)で分散投資せよ!」というところか。
1)は、給料のXヶ月分を現預金で持とう、という話。3ヶ月とか6ヶ月とか言ったりするけれど、家族構成、保険加入有無、リスク選好とかによって各自設定すれば良いと思う。
2)は、自分の会社をもっておくと、いろいろと生きていきやすいってこと。
3)は、金融理論を勉強すれば、なるべく分散投資しろ、インデックス運用しろってなるよね、って話。
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この場合の推奨ポートフォリオには、株式が多く含まれているのみならず、リスクの高い新興市場を含む海外株式もかなりの規模で組み入れている。さらに、外国株の比重も高い。第8章で説明したように、国際分散投資はリスク削減に非常に効果的
上記を読んで思ったけれど、日本人は、日本に住んでいるってだけで日本株と連動した生活おくっているのだから、TOPIXだけ外した世界的なインデックス投資をするのがいいんじゃないか?MSCI worldじゃなくって、MSCI KOKUSAI連動投資すればいいんじゃないか?
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ほとんどの投資家に対して、私は幅広く分散投資された市場インデックス・ファンドをお勧めする。その理由は二つある。第一に、ほとんどの個人投資家は十分に分散投資するに足るだけの資金力を持っていないからだ。第二に、ほとんどの若い人たちは現在十分な資金を持っているのではなくて、月々の積み立てによって徐々に蓄えていくのだから、この場合は投資信託が最適
十分な資金力があったって、インデックス投資がベストだと思う。相場に張り付く時間は、ムダだと思う。その時間で、消費して効用を高めるべきだと思う。どうせある一定の金額まで資産形成したら、使いきれなほどの水準までさらに資産を増やすすることを考えるより、幸せを追求すべきだと思う。
blogで読書感想を書くの、2018年はこの本で、34冊目。週1ペースくらいでは書きたいな。あぁ、時間がない。