『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術 』

これすごくいい本。こういう本、いままでたくさん読んできたようで、はじめて読んだような気がする。

類似本は、たぶん下記あたりだと思う。

上記の本はどっちかというと「経営者よりの本」だけど、本書の場合、「サラリーマンよりの本」という違い。本書は、サラリーマンが会社や上司から「数字を使ってプレゼンして」とか「資料をつくっておいて」とか言われた場合の処方箋がコンパクトにまとめられている。どちらの視点であろうと、結局、技術的には似たようなことが書かれている。「分けて考えよう」とか「回帰分析してみよう」とか。

「回帰分析」に関しては、エクセルで具体的にどこのボタンを押すとどういう数字がでてきて、それがどのくらいの値だとどういう意味なのか、ということまで指南してくれていて、そこが親切。

あと、印象に残ったのは「配賦マジック」の話。

こうした「 配賦 の マジック」 は 経営 レベル の 話 です が、 少なくとも マネジャー クラス は 意識 し て おく 必要 が あり ます。   いくら 頑張っ ても 自分 の 部門 や 支店、 店舗 の 収益 が 好転 し ない 時、「 配賦 の 仕方 が おかしい のでは」 という 発想 が できれ ば、 数字 の マジック に 気づく こと も できる から です。

三木 雄信. 孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術 (Kindle の位置No.2029-2032). 株式会社PHP研究所. Kindle 版.

経営者視点でみても「配賦マジック」って結構気になるんですよね。別に恣意的にやってるつもりはないんですけど。でも、会社員の視点からしたら、配賦が適切ではなかったら、なんで自部門がこんな重荷を背負わないといけないだって話になるから、ちゃんと会社(の管理部門)に文句が言えたほうがいいですよね。

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