『百万ドルをとり返せ! 』の読書感想

10年ぶりくらいに読んだのですが、いま読み返してみても、やっぱり痛快ですね。楽しい時間を過ごすことが出来ました。原著で読もうとおもったのですが、日本語で読みました。根性ありません。
 
ハーバード卒の数学者(アメリカ人)とか、お医者さん(イギリス人)とか、名画を扱う画商(フランス人)とか、イギリス貴族とかが、成り上がりのアメリカ人大富豪のビジネスマンに、合法的に合計100万ドル奪われるところから物語はスタートする。途方にくれる4人。しかし、どうしようもない。だって、相手は合法的にお金をうばっていったのだから。で、4人が知恵を出しあって、100万ドルを合法的に奪い返す策を練って、実行していく。その過程を克明に描く爽快ストーリーの小説。
 
4人ともすごい社会的地位も高いエリートなのに、簡単に金融詐欺にひっかかってしまうあたりが、面白い。しかも相手は、生まれも学歴も無いなりあがりビジネスマン。ただし、マネーリテラシーは半端ない。社会的地位&知的水準とマネーリテラシーは相関しないんですね、みんな『金持ち父さん貧乏父さん』でも読んだらどうか、とか思いながら読み進めていたよ。
 
 
原著はこれ。
 
タイトルがすき。”not a penny more, not a penny less.” おれたちは一円たりとも譲歩しない、という姿勢が現れている、この素晴らしいフレーズ。
 
 

(2015/3/10追記)
アマゾンの商品説明の転載は、利用規約違反という指摘をアマゾンからうけたので、削除しました。

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