http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/cgpi/cgpi0902.pdf
2月の速報値が105.0ということで・・・。1月は5年1ヶ月ぶりのマイナス転落ということで話題になったわけだが、2月は2月で下落幅が-1.1%とかなり大きく、注目せざるを得ない。さて、企業物価指数の下落というニュースは、実感通りだ。実際に働いている身としては、企業間で取引されている財の価格は急速に落ち込んでいる、という実感があるのだ。具体的に何がどう落ち込んでいるかというと、
1)原材料(鋼材、原油etc)価格の下落
2)急速な需要減(実質GDPが年率換算12.7%減という異常事態なのだよ!)による、価格下落
今月末にCPIも発表されるが、もう、いつマイナスになってもおかしくはない。
この期に及んでも、まだ日銀は政策金利を0%まで下げきっていない(ちなみに、現状の政策金利は0.1%)。だいたい、去年10月頃に0.5%の政策金利を下げたとき、0.3%という中途半端な水準だったが、今振り返ってもこれからして納得できない。0.5%→0.25%→0%とすべきだった(実際には
0.5%→0.3%→0.1%と利下げした)。
「われわれは、デフレリスクを払拭するために出来ることは何でもやる」という日銀のメッセージを、国民は待っている。
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