IT発達のせいで俺の脳味噌は低スペック化したっぽい

最近バタバタしててあんまりblog更新できずにいました.まぁ,暇そうで忙しいんです.たいがい誰にもいつでもあてはまる言葉ですね.

突然だが,「明らかに俺頭が悪くなってるよなー」と最近痛感する.

まず暗記力の低下が悲しい.ぜんぶPCのハードディスクなりネットの「あちら側」なりに情報を保管しておけばなんの問題もないので,自分の脳味噌内に情報を保管する努力をしなくなってしまった.しかもPCやネット上だとGoogle先生がほしい情報を効率的に瞬時にみつけてくれるが,自分の脳味噌内だと一回どこかの神経細胞に埋没してしまった情報をとってくるってのはかなり難しい.「あれ,そういやあの日あの時あの場所で一人で考え事してて面白いこと考え付いたはずなんだけど,あのideaってなんだったけ」っていうことがよくあるんだけど,それを思い出せた試しがない.メモとらない自分が悪いんだろうが,そんなときは,「俺の脳内もGoogle検索対象にしてくれ」と思ってしまうわけで.それが全世界に公開されたらかなり恥ずかしいが.さらに自分がやってることが経済学なわけだが,大学院にくると経済学は文系の装いを完全に失ってしまい暗記することはほとんどなくなる.イメージとしては,法学とかの文系学部というよりも,物理学とか数学とかの理系学部に近い.暗記する場面にほとんど遭遇しなくなる.経済学に登場する公式とかも,暗記するより導出課程理解したほうが手っ取り早いし正確だし,暗記してる人なんか皆無だし.そんなわけで,「暗記って,意味あんの?」って感じでいる.

それから計算能力の低下が悲しい.Mathematica,Maxima,Rみたいなチョー便利な計算ソフトとか統計言語があるせいで,ちょっとした計算もぜんぶこいつらに頼るようになってしまった.もともと暗算得意じゃなかったけど,さいきんの劣化が激しい激しい.将来,俺の子供にはソロバンでも習わせよう.Mathematicaなんて連立方程式はもちろん微分・積分だってなんだって簡単に正確に一瞬に解いてくれるから,これを触るようになってから自分で手計算する機会が激減した.社会に出たらそんな微分計算なんかする機会ないから別にできなくたっていいんだけど.あ,でも微分にしろ積分にしろ行列にしろ集合にしろ,いろいろな数学的な概念は生きていく上で重要だと思う...といって自分がいままで勉強してきた数学やらが実践で役立つに違いないと自分に言い聞かせて慰めてみる.

まとめると,「ここ数年,IT発達のせいで俺の脳味噌は低スペック化したっぽい」と言いたい.武器が発達したら牙や爪が劣化した,みたいな話と同じなのかな.働く必要がなくなったから脳味噌がサボるようになってだんだんダメになってしまわれたようです.脳味噌が新しい環境の適応しちゃったというか,素直にincentiveに反応しているというか...

(追記)
そういえば,読書スピードも遅くなってきた.なんか,日本語が頭に入ってこない.英語はもっと入らない.たぶん,ネット上で電子媒体の文章を読むときは,検索してキーワードを抽出してだいたい理解する,ってことが出来るけど,本だとそれが出来ないからだと思う.うーん...

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