情報技術(IT)

空中浮遊マジックの種明かし

youtubeでこんな動画を発見。

マジックというのは種が分かれば、なーんだ、と思ってしまうが、種が分からないので驚ける。つまりマジックは、マジシャンと観客の間の情報の非対称性が存在するからこそ付加価値を生んでいる。googleでどんな情報も検索されてしまう時代になっても、マジックを見て人々は驚けるのであろうか?「このマジックすげー!」と思ったらすぐに検索してその種を知ってしまえるとしたら、そのマジックをやる価値はかなり減ってしまう。今までは「空中浮遊」みたいな何回もやられてきた古典的マジックを見ても、種が分からないので、みんな拍手してきた。しかし今後、googleで種がすぐに明かされてしまうとしたら、マジシャンは何か新しいことをどんどんやることを要求されてしまう。
別にマジシャンに限ったことではないかもしれない。「一般大衆との間の情報の非対称性」に基づくような高度な専門職業人は、「googleが情報の非対称性を埋めてしまう」ので、「別のところでもっと付加価値を出すこと」を強要される時代が来ているのかもしれない。
マジシャンの場合、「一般大衆との間の情報の非対称性」に基づいているだけではなくって、神のような手さばきがある。例えば、以下の動画では古典的なカードマジックの種が明かされまくっているが、僕はばれずに、しかも大勢の前でうまくやれる自信はない。

「一般大衆との間の情報の非対称性」だけではなく、「別のところでもっと付加価値を」といったとき、具体的に何が専門職業人に求められるんだろうか?それは、身体を使った技術、経験、人格など、ネットでは表現の出来ない、身体に関係する部分なのではなかろうか。