有名な自己啓発本。納得できない点もちょくちょくあったが、全体として良く出来ている。心に残るフレーズがたくさんあった。読む価値あり。
納得できない最大の点は、p32で、
私の言っている「原則」は難解なものでも、不可思議なものでも、また宗教的なものでもない。この本の中で述べる原則は、ひとつとして限られた宗教や信仰に属するものはない。
などと述べているにも関わらず、本書の随所で「神」「主」などに言及している点。著者はきっとクリスチャンなのだろうが、このように述べている以上、宗教的表現は一切見たくなかった。まぁ、僕も一応、クリスチャンだし個人的には問題がなかったが、全然異なる宗教の信者に対する配慮がないのは、気に入らなかった。
で、内容。七つの習慣とは以下。
- 主体性を発揮する
- 目的を持って始める
- 重要事項を優先する
- Win-Winを考える
- 理解してから理解される
- 相乗効果を発揮する
- 刃を研ぐ
この七つの習慣(あるいは原則)を説く中で、著者の個人的なエピソードが紹介されている。面白く参考になるものもあれば、詭弁でしかないと思うようなこともあった。「それって、言葉を都合よく再定義してるだけじゃん」というタイプの詭弁が多かった。そういう意味でも、「最初から最後まで、自分の中に自然にすーっと入ってきた」という感じはしない。同じ自己啓発本でも、以下の本は、読後にそういう感じがした。
コメント
俺もこの本読んだよ。
当たり前のことを当たり前のように?書いてあるという意味ではすこし退屈なところもあったけどとても良書だと思う。
「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか
なんかもこれにかなり近かった。
まあ、言いたいことは、俺もブログはじめたよ、とまあそういうこと。
wordpressつかってんだ。俺はmtだけど。
その本も、読んでみます・・・
[…] 『七つの習慣』と『ビジョナリー・カンパニー』とを抑えて一位をとったらしい。この二冊も相当な良書なのだが、それを抑えるなんてすごいね。でも、それだけのことはあるかも。 […]
[…] 『七つの習慣』 […]