雑記(Scribbling)

“The Great Unravelling”の読書感想

英語が難しくって、読むのにちょうど一ヶ月くらいかかった。著者は超有名なポール・クルーグマン(Paul R. Krugman)教授。いちおう、Wikiで調べてみた。

ポール・クルーグマン(Paul R. Krugman)

ノーベル経済学賞が確実といわれている経済学者

と明記されている。

この本の主張は「ブッシュ政権はまじでクソ」の一言に尽きる。ブッシュ政権がやることなすこと全ての政策にダメ出しをし続けている。読んでみた感想は、まずクルーグマン教授は頭の回転が速く、頭がいい、ということ。そして、自分に自信を持っている。感情的に「ブッシュ嫌い」と言っているのではなく、自信を持って自分の高スペックな脳味噌を回転させて、明快な論理に基づいて建設的な批判をしている。この人と議論をしたら、絶対に負かされると思った。

いくつか面白かった点をメモ。

・マンデルを批判

p.395より引用。

It is the young Mundell, whose theories still dominate the textbooks, who earned the prize

1999年のノーベル経済学賞受賞者のマンデルにもダメ出ししてます。強烈です。

・イギリスのご飯がまずい理由をユニークに説明
p.391 “SUPPLY, DEMAND AND ENGLISH FOOD” で、なんでイギリスのご飯がまずいか、ということをおもしろおかしく書いている。

p.393より引用。

Well, the whole point of a market system is supposed to be that it serves consumers, providing us with what we want and thereby maximizing our collective welfare. But the history of English food suggests that even on so basic a matter as eating, a free-market economy can get trapped for an extended period in a bad equilibrium in which good things are not demanded because they have never been supplied, and are not supplied because not enough people demand them.

クルーグマンの理屈としては、こんな感じ。昔、イギリスではまずい飯を食わざるを得ない時代があった。その後、うまい飯が食える時代になっても、そのことを知らず、イギリスの人たちはうまい飯を自分たちが食えないと思い込んでいたため、うまい飯を欲しがりすらしなかった。需要がないのでうまい飯は供給されなかった。

つまり、需要がないから供給されず、供給されないから需要がない、という悪循環に入ってしまった、と。文脈としては、「市場がいつも万能とは限らない」ということを言うために出した例。

もともとTOEICを受ける前に英語に慣れとこうと思って読み始めたんだけど、読むのに一ヶ月もかかってしまった。もっともっと英語を磨こう。

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