『人と集団を動かす 人間力―心をつかむ‐達人たちに学ぶ50の知恵』

人と集団を動かす 人間力―心をつかむ‐達人たちに学ぶ50の知恵 人と集団を動かす 人間力―心をつかむ‐達人たちに学ぶ50の知恵
新井 喜美夫

祥伝社 1997-07
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こんな本を読んでみた.10年くらい前の本.出だしはまぁまぁおもしろかったけど,通読する必要はなかったな.
出だしでは,豊臣秀吉と部下のやりとりがあって,それが印象にのこる.秀吉が,この世で一番多いものは何か,と問うと部下が,「それは人でしょう」と答える.ではこの世で一番足りないものは何か,と問えば,「それも人でしょう」と答える.
後者の意味での人とは,「時代が必要としている人材」という意味なのだと思う.「人はたくさんいるけど,人材不足」なのは何も今に始まったことではなく,いつの時代も同じことなのかな.現代で言えば,国際感覚豊かでリーダーシップを発揮できて,新しい価値を創造できるような人材,ということなんだろうか.
まったく話は変わるが,今日某先生が「これからは地方の時代」としきりに強調していた.相対的に費用が安い地方に投資をすると,そこに人が集まり,相対的な低コストというメリットがそのうち消滅する.消滅すると,今度は次に相対的に費用が安い別の地方に投資が行われ,やはりそこに人が集まり,相対的な低コストというメリットが消滅する.循環して,全国土に資金,人が行き渡り,最後にまた都市に戻ってくる.そんなストーリー.そして,この循環を出発させる努力=東京に投資をしないという政策,だと.

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