『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』の読書感想

バフェットの流儀は一言で言えば、「超優良企業の株式を、なるべく安いときに買って、ずっと持つ。」ということみたいです。

超優良企業とは、消費者独占型企業のこと。「飲み物を買いたい」ではなく「コーラを飲みたい」と思わせるだけのブランド力をもった企業のこと。

やるべく安い、とは、市場全体が落ち込んで、超優良企業が過小評価されているときのこと。

ずっと持つので、配当がいくらかではなくEPS(Earning Per Share;一株当たり利益)が重要と考える。

というわけで、CAPMだとかポートフォリオ理論だとかはぜんぜん出てこない。

やはりファンダメンタル分析しないといけないという気がものすごくする。学部時代に各種時系列モデル(ARIMAモデルとか)で資産収益率の将来予測しようとしていたのが、懐かしい。

時系列モデルでは、過去のデータから将来予想しようとするわけだけど、あれにはどれだけ意味があるのだろう?市場参加者は日々変わっていくわけで、過去のもう死んだ人達の活動に基づいて決定されたデータを分析して、いま生きている人達の活動の将来を予想するなんて、出来るのか?

ポルトガルvsブラジルの過去の対戦成績を調べても、メンバーがぜんぜん違うわけだから、そんなことをもって今日の試合どっちが勝つかって確率を計算するなんて、ナンセンスな気がする。参考にはなるかもしれないけど。

とかいいつつ、ついつい時系列分析したくなっちゃったりするわけだが・・・。

コメント

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