久々のアカデミックなネタ。
さて、この論文は見事にリジェクトをくらいました。やはり甘くないですね。今思うとこれがacceptされたのは、本当に運が良かったとしかいいようがない。周りの話を聞いてみても、やはり、リジェクトをくらったという話のほうが圧倒的に多く、国内組が有名ジャーナルに載せるのは、本当に難しい。とはいえ海外組も簡単に載せられているわけではないが。
中身云々の前に、形式的なところだが、cochiranのwriting tipsは非常に参考になります。有名なんで既に知ってる方も多いかもしれませんが。知らなければ、とりあえずこれを読んで体裁を直すのをおすすめします・・・。
あとは、どのジャーナルを選ぶか。ジャーナル投稿戦略は重要。結局、論文というのは商品で、それをいかにうまく売り込めるか、という側面もあるので。優秀なセールスマンになる必要があるってこと。
そして、結局こういうことをアドバイスできるのは、優れた研究業績のある教授しかいないわけで。でもそういう人は少ないわけで。そういう人に認めさせるのも、一種の優秀さなわけで。つまりは優秀でないとアカデミックにやっていくのは難しい、という当たり前の結論が出てきてしまった。
コメント
自分の名前を検索していたら、どういうわけかこのページにたどり着きました。お元気ですか?
まともなレフリーレポートをもらうまでに10回近くとんでもなく感情的なリジェクトのレポートばかりもらった身としては、リジェクトに慣れて励みにすることが重要かと思っています。
wadaさん
お久しぶりです!こちらは元気に働いています。が、やっぱり不景気を肌で感じますね。
>自分の名前を検索していたら、どういうわけかこのページにたどり着きました。
たぶん、Ito先生との論文のacknowledgeに名前をいれさせていただいたからですかね。その際はいろいろとコメントありがとうございました。
今回のリジェクトでは、レフェリーレポートがかなり辛辣だったんですが。。。話を聞くとどうやらそんな話ばっかりみたいですね。
アメリカ(デトロイトでしたっけ?)の生活、どうですか?そういや、個人的な話ですが、僕の妹
http://www.reinasugiyama.com/blog/
が今度オハイオの企業に就職するみたいです。デトロイトとわりと近くじゃありませんでしたっけか。
今までもらったコメントの一部としては
「こんな研究意味不明」
「イントロはat best confusing」
「この但し書きは何?こんなきつい条件ないとダメなの?」
「こんな結論わかりきってる」
挙句に
「タイトルをなんとかしろ、もっとseriousなものにしろ」
などなど。まともなジャーナルはエディターがきちんと読んでいて、ダメそうな論文はちゃんとダメだししてくれそうな若手に回しているのかな、という気がするときもあります。直せそうなところは直して、以前よりよく書けていると思ったらもう少し上のところに出してもいいじゃないかと思いますが。
ここは不況の真っ只中、この先どうなることやら。オハイオはすぐ隣です。住みやすそうだし、景気もミシガンほど悪くはないと思います。お近くにお立ち寄りの際にはぜひご連絡を!
それはかなりキツイですね。
こちらの場合、
「すでにわかっていることを確かめただけ」
「この論文はエコノメのエクササイズでしかない」
では、アメリカいくとくは遊びにいかせてください。
自分もリジェクト三昧だったんですが
ここに校正頼んだら
http://www.uni-edit.net/
アクセプトされました。おためしあれ。