blogのデザインも刷新したことだし、読書感想文upがんばります。
山口周さんの本、2冊目。(1冊目は、『外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」』)同じ著者の本をリピートしている時点で、良い著者、良い本だということです。
タイトルはイノベーションとなっているけれど、リーダーシップ論についても理解が深まりました。著者自身が、
位置: 3,286
扱っている問題の本質は「組織論」であり、突き詰めて言えば「リーダーシップ論」
と言っています。印象に残ったのは、航空事故は、機長が主操作をしているときのほうが、副機長が主操作をしているときより、発生率が高いという事実。その理由は、上司には物申しにくいが、部下には危険があったら即座に指摘しやすいからである、と。なるほど。これはいろいろな教訓をはらんでいる。
自分がやったほうがはやいと課長が思っていても、あえて後輩にやらせて課長がそれを横でみているほうが、生産性は高いかもしれない。教育訓練にもなるし。
逆に、自分がなにかのプロジェクをハンドリングしているときは、よほど注意して、部下が物申しやすい雰囲気をつくらなくてはならない。