『世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)』by山口周

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blogのデザインも刷新したことだし、読書感想文upがんばります。

山口周さんの本、2冊目。(1冊目は、『外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」』)同じ著者の本をリピートしている時点で、良い著者、良い本だということです。

タイトルはイノベーションとなっているけれど、リーダーシップ論についても理解が深まりました。著者自身が、

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扱っている問題の本質は「組織論」であり、突き詰めて言えば「リーダーシップ論」

と言っています。印象に残ったのは、航空事故は、機長が主操作をしているときのほうが、副機長が主操作をしているときより、発生率が高いという事実。その理由は、上司には物申しにくいが、部下には危険があったら即座に指摘しやすいからである、と。なるほど。これはいろいろな教訓をはらんでいる。

自分がやったほうがはやいと課長が思っていても、あえて後輩にやらせて課長がそれを横でみているほうが、生産性は高いかもしれない。教育訓練にもなるし。

逆に、自分がなにかのプロジェクをハンドリングしているときは、よほど注意して、部下が物申しやすい雰囲気をつくらなくてはならない。

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