大前研一さんの本。1984年の本を加筆修正して、2014年版として売っているらしい。
『企業参謀』と同じようなことが書かれていたと思うが、いい本は何度でも繰り返して読める。
印象に残ったのは、
●なぜ、蛍光灯管は細長くなければいけないのか。 ●なぜ、映画は暗いところで見るのか。 ●なぜ、写真はネガを作らなければ焼付けができないのか。 ちょっと考えると、こんなことを疑問にするのは非現実的で、大昔のギリシアの哲学者たちが楽しんだ知的ゲームのように思えるかもしれない。けれども、他に抜きん出た成功を収めたたくさんの会社が、一見手のつけられない行詰りを何とかり抜け、競合に勝つことができたのは、まさに事業活動の常識と見なされている前提に挑戦するものにほかならない、こうした質問を重ねたおかげなのである。以下の実例を検討して欲しい
(キンドルで読んだから、ページ数不明)
こういう素朴な疑問がビジネスチャンスをつくったりするかもしれない。
マンホールの蓋が丸いのはなぜか?なぜ車はこれほど進化しているのにワイパーはなくならないのか?ワイパーがなくでもいいガラスがつくれないのか?もしくは、劣化しないゴムをつくれば、ワイパーを交換しなくていいのに、とか。
忙しくて本を読む間がないのだが、やっぱり読書→ブログで感想を書く、というプロセスで、思考が刺激されるので、もうちょっとがんばります。
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