これはずっと昔、某O教授のお言葉。
頭のいい人にとっては全てのことが自明なんだよ。
定理の証明で、「自明」と書いてはいけないよ、という話の流れで出た言葉。ここで当然「頭のいい人」とは、論理的思考能力がきわめて高い人のことを言っている。
現実に多くの人はそんなに頭が良くないので、そういう頭が良くない人が読んだとしても、時間をかければちゃんと理解できるように、一歩一歩丁寧な証明を書きましょう、という教訓でした。
我々はみな頭が悪いので、見通しが悪く、いつまでたっても真理に到達できないでいる。でも仮に、「十分頭のいい人」というのがいたとして、その彼には全てのことが自明に見える。すると、彼にはどんな真理が見えているんだろう・・・。
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