日経平均874円安、円急騰が株安に拍車
高校,大学時代に比べたら,経済ニュース(特に株だの為替だの金利だのといったファイナンス関連のニュース)を読んでいて,だいたい内容を理解できるようになった私,経済の大学院生.新聞読んで,株安とかの現象についての説明を読んで,納得できるようなところもあるし,「いや,資本市場ってそんなカンタンに理解できるはずなかろう」という気持ちをもつこともある.計量ファイナンスずっと勉強してきたわけだから,当然だけど.
今回の株安ニュース見てて,自分がなんでファイナンスに興味持ったか,分かった気がした.まず,政治にしろ経済にしろ映画にしろなんにしろ,「見てて面白い」からそれを見ているわけだけど,経済の中でも特に金融ニュースは,「日々必ずニュースになって,しかも正確なデータが豊富に無料で手に入る」から,ファイナンスに興味もったんだろうな,と.金利,株価,為替,政局など全てが互いに関係しながら動いていて,しかもデータが豊富にある.そのデータの背後にあるメカニズム,人間心理を想像するのが楽しい.さらにその向こうにある真理を想像(創造?笑)するのが楽しいから,ファイナンスに興味もったんだろうな.GDPデータなんか3ヶ月に一回しか手に入らないし.家計の消費データや個別企業の生産データみたいなミクロデータはレアだし.結局データが豊富な世界がファイナンスだったということでしょうか.ティックデータは高いけど,最低でも日次データは手に入るし.
結局,映画やドラマ見てるのと変わらんのだよな,ファイナンス現象を観察するのって.しかも,今週の株安みたいな面白い展開をたまに見せるし,先が読めるようで先が読めないし.そういう現象についてアレコレ書き立てる記事を読むのも楽しいし,ブログでいろいろな人がいろいろ言っているのを読むのも楽しいし.株ニュースを巡って正反対のことを言っている人たちがわいわいがやがやしているネット上の雰囲気も楽しいし.自分でも何言ってるかあんまりよくわかってなさそうな自称エコノミストがテレビで解説しているつっこみごころ満載のコメントを聞いているのも楽しいし.僕自身,株式投資はやってないし,勉強した知識をつかって株で儲けようって考えたことないし.結局,暇つぶしでしかないということかな.
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