ゼロ金利

なんで?

2年前の金融危機のあと政策金利を0.1%に利下げしたとき、さっさとゼロ金利にしなくていいの、と思った。でも、ゼロ金利にはコストがあって、資本市場が機能しなくなるかもという弊害がある、らしい、と聞いて、実務を知らずに「さっさとゼロ金利にすべき」と言っていた自分が無知で間違っているのか、と思っていた。例えばもう、2年近くも前のこの記事とか。
白川総裁はゼロ金利への回帰も否定的な見解を示した。「ゼロ金利になると市場取引のコストもカバーできなくなり、取引のインセンティブ自体がなくなる」と指摘し「本来はゼロ金利下では潤沢な資金供給がなされるはずだが、かえって市場で資金が取れなくなる事態が起こる」と危ぐを示した。

でも今日、結局ゼロ金利になった。「コスト<ベネフィット」だからゼロ金利にしたのだと思うけど。ベネフィットが急上昇した(と日銀が判断した)ということ?


(政策金利の誘導目標を「0~0.1%」に変更したことについて)実質的なゼロ金利政策をより明確に示すもの。翌日物金利の一時的な振れを明示的に許容することが効果的と判断した

翌日物金利の一時的な振れを明示的に許容することが効果的と判断した」って、なんで?どれだけベネフィットがあるかどうか分からないけど、追い詰められたしやれることは全部やってみる、ということ?

あ、あと、今日気になった記事をメモがわりにリンク。


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