『カラー図解 鉄と鉄鋼がわかる本』の読書感想

面白かった。知らないことだらけでの分野の本を読むのって、楽しい。鉄すごいよ鉄。目次。

第1章:「世の中の材料」を俯瞰し、「鉄」がどのような存在なのかを探る
第2章:幅広い性質を発現する「鉄」の特徴や可能性を探る
第3章:高強度の最先端をいく「線材」
第4章:高強度と高機能を実現する「棒鋼」
第5章:鉄の磁性を活かした「電磁鋼板」
第6章:錆に負けない鋼「ステンレス鋼」
第7章:「鉄に願いを」をテーマに、さまざまな分野で鉄に関わる8名の方々か
らのメッセージ

中学校くらいの社会の授業を思い出した。鉄鉱石とかを高炉で還元して銑鉄をつくる、とか。鉄は自然の状態では酸素を結びついていてサビているので、この酸素を取り除かなくてはいけない、とかいうお話。早い話、コークスとかを入れて炭素を酸素と結びつかせて二酸化炭素などをつくることで、酸素を取り除くらしい。

その他、いろいろと合金の話とか。鉄を主成分とした合金を鉄鋼と言うらしい。鉄鋼の中で一番有名なのは、ステンレス。ステンレスは、鉄のほかにクロムが入っているもの。ステンレスというと、磁石にくっつかないので鉄成分なさそうなイメージあるが、鉄も入ってるんだってさ。クロムの他に、ニッケルとかモリブデンとかが入ったりすると、ステンレスとしては高級なものになっていくらしい。

新日鉄のこのページにけっこう詳しくかいてある。本書を読まなくても、このページ読むだけでもけっこう面白いかも。

(追記)
今回僕が読んだのは、『カラー図解 鉄の未来が見える本』ではなくって、『カラー図解 鉄と鉄鋼がわかる本』でした。間違えました、すいません。『カラー図解 鉄の未来が見える本』の方もそのうち読んでみます・・・。

コメント

  1. […] 本書はものづくりの業界について、かなり広く網羅している。鉄の作り方とかも書いてある。それについては『カラー図解 鉄と鉄鋼がわかる本』の方が詳しいけけど。鉄鋼なしに経済は成り立たないし、鉄鋼のことはある程度よく知っておいたほうがいいかな、って感じる。例えば、以下みたいなニュースにアンテナが向くようになるので。 […]

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