『夫のハゲはなぜ癇にさわるのか?』の読書感想

小中高とずっと一緒だった友達に久しぶりに会ったら,半ば(というか完全に)笑いのネタにくれた本.いやぁ,まったく.もう20代半ばだというのに,まったくバカっぷりは変らないね.でもせっかくなので,読んだ自分も自分だが.

しかしこれがまぁ,けっこうよく書けている.ハゲをなんとかしたいという男性諸氏の気持ちを巧みについているので,ほほうと思いどんどん読んでしまった.が,最後まで読めば,うわなにこれリーブ21の宣伝本じゃん,ということに気付くのだが,そこがまた可笑しい.

まずはハゲるとどうなるか,という現状分析.いろいろと怖い体験談などが載っている.「娘が,ハゲの父親のせいでいじめられて,口をきいてくれない」とか.おぅ,恐ろしい.恐怖を煽っております.で,次に考えられる対策の列挙.カツラだとずれたりして怖いですよね,植毛は結局植えるだけですから・・・(略)・・・で,結局一番良い対策って,発毛なんですよ,ときたもんだ.ところで発毛って育毛とか増毛とかとは違うんですよ,と,発毛のよさをアピール.最後に,発毛で昔にようになるにはどうしたらいいか,ということをいろいろと.ここが可笑しくって,まずは環境を整えよう,たとえば健康的な食事をとろうだの,ストレスはよくない,タバコよくない,しっかり寝よう,みたいな,結局当たり前じゃん,ということが書かれてあって.で,さらにリーブ21で・・・というお話がでてきたところで,ようやく,「お,そういうことか」と思った.そしてそして最後に「毛が増えて,自信とりもどしました」みたいな体験談が出てくる.

まったく,本当によくかけた本だ.勉強になった.

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