『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』の読書感想

 

めちゃくちゃ良い本。2016年出版の本らしいのだけれど、全然知らなかった。『超わかりやすいファイナンス理論入門~リスクの定義から、ノーベル賞ファイナンス理論まで』というタイトルでも良いんじゃないか?

 

リスクの定義

リスク=不確実性=ボラティリティ=分散(=標準偏差)

を確認するところから始まって、具体的に標準偏差の計算例をわかりやすく示してくれている。だからとっても「リスク(標準偏差)」についてイメージしやすい。

そこからさらに

  • MM理論 byミラー、モディリアーニ理論、(ピザは何枚に分けても総量は変わらない)
  • MPT(Modern Portfolio Theory) byマーコウィッツ(効率的フロンティアを意識して分散投資せよ、結局マーケットポートフォリオが一番低リスクで一番高リターン)
  • CAPM by Sharp(個別銘柄のリスク&MPとの相関係数が高くなると、その銘柄+MPをもつことのリスクは高まる)
  • ブラック・ショールズモデルby Black Scholes+Merton(オプション価格モデル)

を一気に網羅している。Black以外ノーベル経済学者。(Blackだけ、もらう前に亡くなってしまった。)こんなにわかりやすく、ファイナス理論を説明している本、はじめて読んだ。すごい良書。

 

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