『坂の上の雲〈1〉』の読書感想

 

 28歳にもなって未だにこれを読んだことがないなんて、なんて教養がないんでしょうと思いつつ読んだけれど、楽しい、楽しい。
印象に残った言葉をいくつか。 
こつは、一歩も退かぬことである。(p324) 
日本は孤島である。ヨーロッパ圏のように相互刺戦による成長の機会にとぼしい、と好古は答えた。(p264) 
仙波にいわせれば、平民の子でも刻苦勉励すれば立身することができる、これは御一新のおかげであり、この国をまもるためには命をすてる、といった。
立身出世主義ということが、この時代のすべての青年を動かしている。個人の栄達が国家の利益に合致するという点でたれひとり疑わぬ時代であり、この点では、日本の歴史のなかでもめずらしい時期だったといえる。(p254) 
 「宣戦布告のあとで軍隊を動員するような愚はするな」(p230) 
メッケルのドイツ陸軍はフランスを仮想敵国としてつくられている。(p223) 
日本にあってはいかなる階層でも一定の学校試験にさえ合格できれば平等に将校になれる道がひらかれている。(p190) 
老人の自殺というものは物事に窮したあまりやるもので、うすぎたないし、あわれすぎる。若い者は窮していなくてもやる。(p182) 
好古の信条は、勝てる喧嘩をしろ、ということであった。(p156) 
「人は生計の道を講ずることにまず思案すべきである。一家を養い得てはじめて一郷と国家のためにつくす」という思想は終生かわらなかった。(p95) 
そんなところ。勉強になりますね。勝てば官軍負ければ賊軍。賊軍にはなりたくないので、今年も頑張ります。

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