『iPhone情報整理術 ~あなたを情報”強者”に変える57の活用法!』の読書感想

iPhone活用するベストの方法は、iPhone活用できてる人から直接聞くこと・・・なのだけど、いま身近にiPhoneユーザーがいない。とりあえず、Dankogai氏が絶対していたので、本書を読んでみた。

iPhone買って以来、これ使って仕事効率を上げるにはどうしたらいいか、ということばっかり考えているのだけど、本書はけっこう参考になった。だけど、とりあえず今のやり方を変える必要はないかな。

今のやり方は

  1. メモ&To Do : 『情報は1冊のノートにまとめなさい』のやり方を自分なりにアレンジ
  2. スケジュール : 100円ショップの一番薄い手帳にて俯瞰 + 詳細はGoogle カレンダーに突っ込む
  3. 名刺      : 時系列にファイリング(デジタル化しないで、紙のまま保存)

iPhone買ったけど、デジタルをアナログで補完するというより、デジタルでアナログの補完をするという感じが続きそう。紙媒体の昔ながらの仕事のやり方を、完全代替してしまえるスマートフォンは登場するのだろうか。

iPhoneで読書

ストレス無く読めるのか懐疑的だったのだけど、普通に読めた。とりあえず、芥川の超短編『鼻』を読んでみた。これはいい。i文庫ってアプリを使うと、日本文学を読みまくれる。iPhoneのおかげで、日本文学に興味が向きつつある。私の興味、拡散しすぎ。私の人生は一体どこに向かっているの。

『鼻』ってこんなに面白い話だったっけ。有名文学も悪くないな。

『現代の金融入門 [新版]』の読書感想

これは素晴らしい。僕が今まで読んだ金融関連の書籍で、ベストかもしれない(今までかなり金融関連の本は読んできたと思うのだけど、本当、これ素晴らしい)。これが780円なんて、池尾先生は太っ腹だな。

大学院でファイナンスとかやっていた、というと色々な人から色々なことを聞かれたりするのだけど、僕も知らないことたくさんある。金融と一言で言っても本当に幅広い。実証の文脈では計量ファイナンスの各種統計手法、理論の文脈ではCAPMの色々な拡張モデル、金融政策の文脈では色々なマクロ経済学モデル(最近は専らミクロ的基礎付けのある動学モデルが流行してる模様)、金融システム論の文脈では銀行行動の研究(モラルハザードを起こさないような適切なインセティブを構築するにはどうしたらいいか?)、各種のオプション理論、利子率の期間構造、金利の決定メカニズム、などなど、話題が非常に多岐にわたる。

本書は、この多岐に渡る金融の話題のかなりをカバーしている。780円、260ページでこれが出来るって、すごいね。とりあえず現代の複雑化された金融を俯瞰するには本書がベスト。その上で、それぞれのテーマでより詳しく知りたければ、より高度な専門書を読めばいい。

本書で初めて知ったというようなことは、僕はほとんど無かったけれど、それでも知識の整理にすごく役立った。だから、すごく読む価値があった。著者も僕もバックボーンは経済学という共通言語なので、気持ちよく読めた。金融の知識があまり無い人は、とりあえず本書がお薦め。

金融関係者は絶対読んだ方がいいと思った。金融関係者でなくても、本書くらいの知識は常識として持っといたらいいんじゃないかと思った。いまの時代、金融の知識ないと生きていけない(ぼられる)から。

iPhoneにしてまじ良かった

今年ぼくが行った意思決定の中で、ベストだったかも。BlackBerryを持つなら、iPhoneの方が断然いい。BlackBerryの方が優れていたのは、

  1. ドコモの電波
  2. PCメールの受信速度

の二点のみ。あと、キーボードの押しやすさはブラベリの方が良かったかもしれないが、これもたぶん慣れだと思う。

iPhone高いって思っていたけど、それも誤解だった。僕の場合、結局スイッチングコストは、約3,000円だった。そして、月額は7663円。(通話除く)。2年利用するという条件があって、守らないと違約金が発生してめんどくさいけど。

smartphoneどうしようって思っているなら、iPhone 3GS(32G)がどう考えても一番いい。というか、これ以外選ぶ意味がないんじゃないか?4月にドコモから出るエクスピアリっていうアンドロイド携帯がちょっと気になるが、まだよく分からないし。

BlackBerry Bold→iPhone3GS(32G)に変更

ついに、変えてやったぜ。メモしておきたいことをメモ。

1)ドコモショップにて。

  • BBB解約にかかる費用を聞く。まず、2年利用するという約束で3万の購入サポートをしてもらっているので、この違約金。僕は約1年で解約するので、約半分の15,000円。(正確な数字忘れた)
  • それから、いちねん割引を途中で解約する違約金3,000円。
  • BBB機種本体のローンは、ちょうど今月で払い終わっていて、残額0。やった。
  • いろいろ貯まったポイントは、妻が引き継げた。
  • 妻のファミ割は、妻の両親がドコモなので、影響なし。引き落とし口座が、いままで僕名義だったので、それを妻名義に変えるだけ。
  • ドコモ10年以上使っていて、せっかく継続して割引とかポイントとかあるから変えたくない・・・という思いは、実は思い違いだった(ポイントは妻にあげられるのだから!)。10年以上つかっても、基本使用料25%割引になるだけ。いまは、ファミ割だなんだで(2年使うという条件がついていたりするけど)いきなり新規でも50%割引できるから。長期ユーザーだからといって、たいしていいことがない。ってことが判明。
  • MNP手数料2100円。(税込み)

2)ソフトバンクショップにて。

  • 新規加入の手数料2835円(税込み)。
  • 基本料金はホワイトプラン980円に、Wホワイト(有料通話を月49分以上するならお得)を付けて+980円。
  • S!ベーシックパック(i)が315円(ドコモのimodeサービス料みたいなやつ)
  • Wi-Fiバリュープラン(i)で4410で定額通信。ソフトバンクのwi-fiスポット(マックとかにあるやつ)も、これで使い放題。どんなに使っても、まったく使わなくっても4410。まったく使わないなんてありえないので、4410でfixするのがいいとか思う。しかもこのプランでは、機種本体価格 57600のうち、46080(57600-11520、ここで11520=480円*24ヶ月。)はソフトバンクが肩代わりしてくれる。2年つかうって条件で。(後述する月々割のこと)
  • 機種本体の57600の24ヶ月分割ローン、月々2400。
  • 月月割-1920円。(これのおかげで、2400-1920=480円が、iphone本体代に関するお客の実質負担、ということになる。)
  • 基本オプションパック (i) 498円。留守番、割り込み、グループ通話などができるらしい。正直いらないけど、入ると15000円の商品券くれるってことで入っといた。いつでも解約できる。
  • 980+980+315+4410+2400-1920+498=7663が、月々の支払い総額。
  • 解約する場合は、手数料9975円。それから、ローンの残高を払う必要が出てくる。ローンをソフトバンクがほとんど肩代わりしてくるのは、2年使うって条件付きってこと。
  • ソフトバンクユーザーどうしなら、21:00~1:00以外は無料。この時間帯は、ホワイトプランだと40/min。高い。Wホワイトにすれば、20/min。

3)家で

  • 単純な金勘定してみる。BBB解約してiPhoneに移行するのに、ざっと23,000(≒15000+3000+2000+2800)かかった。
  • しかしいったんソフトバンクになってしまって、2年以上使うのであれば、通話料除けば月々は7663円。BBBでは月々通話を除いて、ざっと9000円(≒924+5700+1800+300)払うので、変動費は下がる。仮に2年使うとして、(9000-7663)*24=32088円のコストダウンで、今回のスイッチコストの23,000は十分元がとれる。しかも、iPod買えば、それだけで2~4万かかったわけだし。商品券15,000もらってるし、よく考えたらスイッチコストは23,000-15,000=8,000。と考えたら、めちゃくちゃ安い。
  • あと、BBB端末の処理を考え中。誰かに売れないか。
  • ドコモでBBB復活することも可能。その時は、基本通話料が安いやつが適用されないらしいが、月に1000円変わる程度。ま、BBBに戻ることはないだろうが。
  • とりあえず懸念事項は電波。これからいろいろアプリ入れたり電波みたり、慣れます。

とりあえずそんな感じ。

(追記)

  • ドコモからの乗り換えキャンペーンということで、ホワイトプラン980円は五ヶ月無料。あとしゃべるお父さんストラップげっと。あとお父さんトレットペーパーカバーげっと。
  • コスト面でも(2年使えば)安いし、価値の面でもiphoneの方がはるかに高いという印象。わくわく感が止まらない。通信スピード、OSがよくてサクサク動作する、という点で3GSが良いのでは。3Gは使ったことないけど。

『伊藤真の民事訴訟法入門 講義再現版』の読書感想

やっと読み終わった。読むのがすっごくつらかった。憲法、商法、民法、刑法はすごい楽しかったし必要な知識だなーって実感があったけど、うーん・・・民事訴訟法は要らないかな~?

(数学記号を使わず)文章だけで論理的に考えないといけなくて、とても疲れた。三段論法を三回使う、という話も、「A→Bである、Aである、だからBである」と記号を使えばすぐ分かるのだけど、文章だけで書かれると途端に理解力が下がる。頭悪いぞ、俺。読解力が低くて、あーいやになる。

時間をかけて読んだけど、まったく頭に残っていない。興味がないからか?必要性を感じないからか?六法くらい教養として知っておきたいって思ったけど、民事訴訟法はこれ以上やりたくない・・・。

司法試験、俺には間違いなく無理だと悟った次第。伊藤真のこのシリーズ、あと刑事訴訟法が残っているわけだが・・・どうしよう。普通、刑事訴訟なんか巻き込まれないからなー・・・。

国債が暴落したらどうなるか

最近、国債バブルという言葉が流行している美しい国、日本で皆様、いかがお過ごし?

国債が暴落したらどうなるかということを考えていたのだが、よく考えたら株が暴落したとき以上にやばいよね。いや、別によく考えなくても。

銀行の自己資本規制で8%とか4%というのがあるけど、あれの計算式

自己資本比率 = (TierⅠ+TierⅡ+TierⅢ) / リスクアセット

において、リスクアセットのところで国債のウェイトって0%ではなかったっけ。要はリスクアセット扱いされていないということですね。ということは安全資産ということですか、そうですか。こんな財政赤字の国の国債が安全資産だなんて大笑いなわけですが。

で、話は国債がもし暴落したらどうなるか、ということだけど、有価証券含み損として(これってTierⅡだよな?てぃあナントカって何回聞いても覚えられない)処理されて分子を減らす。一方、分母は変わらず。国債はそもそもリスクアセットじゃないもんね。

もちろん、普通にバランスシート上では含み損は左右両方に登場する。貸方では自己資本が減って、借方では資産が減る。でも、上記定義式で考えるときは、分子だけ減って分母は変わらない。だから比率の減り方が大きい。だから、金融システムへの影響が大きいと思う。ちなみに、株式はウェイト100%で分母の入っているので、昨年の年度末に株安で含み損で自己資本比率下がるとか騒いだところで、分母と分子両方下がるから、減り方は国債暴落に比べたら大きくなかったのでは。

そうなると8%を死守しようとする銀行の合理的行動は貸し渋り貸し剥がしということになるわけですが。さてそこで、「貸出ではなく、国債を買え、国債を買え、国債を買え~」と思ったところで頼みの綱の国債は暴落しているわけだから、どうするのだろう。ウェイト50%の住宅ローンでもやりまくるのかな。(金融庁のHP参照。)というわけで、いまは不景気な建設産業、住宅産業、その関連産業に飛び込みましょう。

ぜんぶ、もし国債が暴落したらどうなるか、という妄想。本当に国債って暴落するの?みたいな話は、あんまり考えたくないことだよね。だけど、最近の政治を見ていると現実味を帯びてきた気がする。

話はちょっと逸れるが、この前、経済のことはぜんぜん分かっていない人に国債バブルとか量的緩和とかの話を教えてあげていたら、「ふーん、金融政策って要するに、国債を中央銀行と普通の銀行の間で行ったり来たりさせたりすることってことね」と言われて何も言い返せなかったのだけど。

(参考)
国債についての迷信

財政の「破綻確率」

団塊の世代は逃げ切れるか

日銀が国債を引き受ける日

新興国バブル

Debt Is a Political Issue

『日本でいちばん大切にしたい会社』の読書感想

本書に登場する5社は、すべて素晴らしい会社だと思う。感極まった。ビジネス本で感極まるってあんまりないんだけど、感極まった。5社は以下。

日本理化学工業株式会社

伊那食品工業株式会社

中村ブレイス株式会社

株式会社柳月

杉山フルーツ

これらの会社ぜんぶすごい。これら5社を知れただけで、この本を読む価値あったと思う。だけど著者の主張には違和感もかなり強く感じる。

一つの考え方で、耳を傾ける価値のある主張だとは思う。だけど、会社法には「株式会社は株主のもの」って明記してあるわけで、それを著者が知らないはずがないと思うのだけど。株主市至上主義がいやだというなら、高度に経済発展した資本主義の国で豊かな暮らしを享受する資格はないと思う。こういう、一般受けしそうなことだけ書いていれば、そりゃ30万部も売れるでしょうよ、特にこのご時勢。

「株主至上主義」を前面に押し出す人は、現実の事業経営のことをぜんぜん分かっていない人だと思うのだけど、逆に「会社は株主のものじゃない」っていう人は、資本主義のことを分かっていない人だと思う。まぁ、結局バランスだよね、としかいいようがない。

繰り返すけど、本書に紹介されている5社はすべて素晴らしい会社。脱帽。

Roggof が日本経済について語っている

mankiw blog経由で知った。

http://www.project-syndicate.org/commentary/rogoff66/English

dressed in better clothing that one typically sees in New York or Paris.

はファッションに金かけるほど豊かになったといいたいんだろうが、なんとなくイラっとした。それは蛇足として。

ここ一年かそこら、日本経済はもう落ち目でこの後もどんどん落ちていくしかないのかな、って考えていたけど、Roggofを読んで改めてそう思った。正直、気分が相当沈んだよ。知識人たちが、いろいろ提言していて、例えば「起業家の支援体制を整えろ」とか「学生はもっと勉強して高度に専門的な知識を身につけろ」とか「国際的人材を育成しろ」とか。だけど「こうなるべきだ」と「実際そうなるか」は別物で、もうダメなんじゃないかな、日本経済。起業家の支援体制は整いそうにないし(むしろ目立つと猛烈に叩かれる)、学生は遊んでばっかりだし(大卒と高卒って、何が違うの?両者でムダに所得格差が大きすぎる)、ドメスティックな人材が大量生産されているし(それでここまで経済成長したんだから、すごいよ)。

そういえば、大学院の就職難の問題を考えていたら、日本経済の問題の縮図だということに気づいた。閉塞感の原因の一つ、少子高齢化については多分、こうなるんだろうな。あぁ恐ろしい。多数決で負けた時の戦略を考えておかないと・・・。