米国のデフレ懸念

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米国の消費者物価指数(consumer price index, CPI)の2008年12月の値は、210.228という発表が。あぁ、低いね。前年同月比で、約0.1%しか物価上昇しなかった。いよいよデフレに突入する日が近い。今月のCPIは来月中旬に発表されるが、多分、マイナスに転じるだろう。

じゃぁ、米デフレが為替と貿易及ぼす影響は?もし日本が今後物価上昇率が0以上だと仮定しよう。さらに、実質為替レートも一定と仮定すれば、米デフレは円安圧力をもたらす。ちなみに、「実質為替レートが一定」≒「日米の実態経済の力関係が一定」という感じなのだが、この仮定の妥当性は自信がない。

で、仮に、実質為替レートが一定ではなかったとしよう。米デフレにも関わらず、円安圧力に負けない、なんらかの力が働いて、名目為替レートが、さほど変化しなかったとしよう。とすると、これは実質為替レートでみたときには、円高を意味するので、輸出産業はつらくなる。日本は貿易黒字国なので、日本の景気には逆風となる。

ちなみに、来週は20日にオバマ大統領就任のご祝儀相場で、若干円安になるのかな。で、あとは日々のニュースで為替が一喜一憂する日々が続きそう。

まぁいろいろ書いたけど、あんまり自信はないな。不確実な仮定が多すぎる。「AならばB」が正しい論理としても、「Aである」が言えなければ、何も言えないから。

cf)
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/01/10/risks-of-deflation-wonkish-but-important/

The TIPS spread
Greg Mankiw's Blog: Deflation Alert

コメント

  1. […] とのことで、確かにデフレリスクは軽減されている。この点は、僕の見通しは間違っていたな(これ(米国のデフレ懸念)とかこれ(さらに円安が進んでいるが、これが今の適正レートだと思う))。でも、だからといって、いきなりインフレリスクが急激にそこまで高まるかな~? […]

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