『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』の読書感想

これはすごい。今年読んだ本の中で一番役に立った。「決算書」、「財務諸表」、「簿記」、「会計」、「営業利益」、「経常利益」、「粗利」、「ROE」、「ROA」といった用語を羅列されてもさっぱり分からない人は、これ一冊でとりあえずOK。すごい本。

冒頭(p11)にこんな問いかけがある。

事務用品を5万円分現金で購入した場合に、貸借対照表の右側の借入金も資本金も変化しないのに、左側は現金が5万円少なくなって左右がバランスしなくなってしまいます。皆さんは答えられますか?

たいがいの人は答えられないと思う。答えは・・・費用が計上されてPL上の当期純利益が減り、BSの右側も5万円減る、というもの。この答えを聞いてもチンプンカンプンな人が多いんじゃないか。そんなもんです。僕もついこの前、簿記3級の勉強を始めるまでそうでした。本書を読み終わった頃には、随分と会計について分かるようになっていると思う。見通しが良いところから体系的に知識が得られた感じ。

「決算書を読めるようになって、簡単な財務分析が出来るようになること」を目標に簿記3級から地道に勉強を開始したが、この本を一冊読めばもう十分なんじゃないか、とさえ思った。いままでいくつか会計本を読んできたが、本書が断トツにわかりやすく役立った。個人的に、「すごい本」認定。

参考までに、僕が今まで読んだ会計、ファイナンスに関連する本。
『道具としてのアカウンティング』
『ざっくり分かるファイナンス』
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』