『頭のいい段取りの技術』の読書感想

薄いし文字も大きめなのでさらっと読めてしまう.段取りが悪い人が周りにいてもし困ったら,これをオススメして読んでもらうのが良いだろう.自分で何か言うよりも効果ありそう.

内容は,当たり前のことばかり.例えば,関係各所の調整するとき「同意の場合は,返信しなくてけっこうです」と,デフォルトは同意に設定しておけば,期日までに「あそこからまだ返事がきてない」なんてことにはならないよね,とか.さらにこの場合,「同意じゃない場合のみ,ご連絡ください」と書くと角が立つので,「みなさまに手間を省いていただけるように,同意の場合は,返信しなくてけっこうです」のような書き方をしましょう,とか.あとは,常に余裕をもっておくことが大事,とか.人間は完璧じゃないという前提で,計画を立てましょうね,とか.

本書には,良い段取りは,おもてなしの精神が基本だと書いてあったが,まさにその通り.関係者には,気持ちよく仕事していただくために,おもてなしする気持ちで接しないと,頭の悪い段取りになってしまう,ということ.これが本書での一番大事なメッセージだと思う.

個人的には,pertという言葉を始めて知れたのが収穫だったな.社会に出る前にこの本に出会えておいて,よかった.

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