plagiarism(盗作)

以下で書かれていることを読んで,びっくりした.

http://blog.livedoor.jp/yagena/archives/50318042.html

経済学の世界で,論文を盗作したという話が公になるのは,僕は始めて聞いた(盗作疑惑をもみ消したという例は,うわさで聞いたことがある).

なんというか,世の中にはたくさんのジャーナルがあって,誰にもほとんど読まれない論文のほうが圧倒的多数なのだから,ぱくってもばれないだろう?と思ってやってしまったのだろうか.

実際,この例も1993年の論文が,1980年の別の論文の盗作とばれるまで,14年もかかっている.むしろ,たった14年でばれたことのほうが,非常に小さい確率の事象が生じた,という感じがする.

Google Scholarが進化して,論文の内容までもをデータベース化したら,誰が誰を盗作したか,ということを一つも見落とすことなく,発見・暴露してしまう気がする.たぶん,他にも盗作があるんじゃないかなぁ.そういう意味で,この人はばれたことのほうが運が悪かったのかもしれない.もちろん盗作は許されない.

数十年後,Google Scholarが盗作暴露する能力を有するまで進化したら,いったい何件の盗作が明らかになるんだろう・・・小さな数字では済まない気がするが,その時点ではもう引退・死亡している研究者も多いだろう.

まとめると,「どうせ盗作なんか,ばれっこないっしょ」と思っていても,Googleが近い未来絶対に暴きにくるから,やるなよ,と.

(追記)
今年の8月号で,盗作論文が載っていたジャーナルで,盗作のことが発表されていた.

『カラマーゾフの兄弟1』の読書感想

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

趣向を変えて,文学作品を読んでみた.経済,金融,統計,ビジネス関連の本しか読まないので,文学作品の読書スピードが異常に遅いです.この作品は4巻からなっているらしく,長い長~い長~~い.一巻とりあえず読んだわけだが.

傑作と呼ばれるだけのことはあるのかなぁ?まだ序盤だし,なんともいえないが,だんだんストーリー展開が進むにつれて楽しくなってきた.

ときどき,そうだなぁ,10ページに一回くらいの頻度で,印象に残る表現が出てくる.たとえば「腹を立てるのは実に愉快な行為で,ときどき人はわざと腹を立てる」とか.

最近,新約が出版されたおかげで,この本けっこういま読まれている模様.

たまにはこういう文学もよい.

必要な単位が全部そろってる

修士号げっとのために必要な単位は全部そろってるので,あとは論文書くだけ.とは言え,週一でゼミだけ行く生活はニートっぽいので,なんか聴講でもしよう.

池尾・土居の企業金融論とか.竹中平蔵の公共経済学とかでもいい.商学部で経営学とか簿記とかの講義うけにいってもよいな.

なんにしても,あと数ヶ月でアカデミックな世界ともおさらばなので,めいっぱい学問しよー.

社会実情データ図録

社会実情データ図録

こんなサイトを発見.でもグラフしか見れない模様.データをcsvファイルなどで落とせないみたい.いくら正確なデータだとしても,頭使わずにデータ鵜呑みにすると間違うことは多々あるけどね.たとえば,ウィル・ロジャーズ現象.

名前の由来は、アメリカのコメディアンのウィル・ロジャーズが言った「大恐慌のとき、オクラホマ州の住民がカリフォルニアに移動して、平均知能はど
ちらの州も上がった」というジョークのようである。全体でも見ると、もちろん平均知能は上がっていないが、二つの州を別々に見ると平均知能が上がってい
る。

これが統計学用語に置き換えて考えると、「サンプル全体では変化していないが、サブサンプルに分割してみると、全てのサブサンプルで同じ変化がおきている」ということが起こりうる、という点が面白い。

悪意ある人がこれを使うと簡単に大衆を騙せちゃうから怖い.